column
デジ・ライフコラム
こんにちは、インストラクターの加藤です。
今年の夏は、ゲリラ豪雨と共にあると言っても過言ではなないくらい、毎日日本のどこかで豪雨の被害が出ています。
朝の天気予報では「今日は一日晴れ」と言っていたのにもかかわらず、ふと気づくと空は真っ暗、雷が鳴り、空気が一気に湿っぽくなる、なんていう日も少なくありません。ものすごい雨の勢いは、まるで熱帯雨林気候のスコールのようです。
こうなってくると、なるべく自分の身は自分で守るためにどうすればいいかと考える機会も増えてくると思います。具体的にすぐできることは?以下の2点をテーマに、おすすめ情報をご紹介します。
INDEX
①普段の持ち物を見直してみる、工夫してみる
いくら「出先でも災害やゲリラ豪雨に備えたい」と言っても、荷物がものすごく増えたり重くなったりするのは嫌ですよね。そんなあなたにおすすめなのが、警視庁がおすすめする「防災ボトル」です。
2年ほど前に、警視庁のX(旧Twitter)に投稿され8.3万いいね!がつきました。
(実際のXの投稿:https://x.com/MPD_bousai/status/1513293668517814278 )
100円ショップなどで売っている水筒に、最低限の防災グッズを入れてコンパクトに持ち運べる!というものです。中身は一例ですが、ほとんど100円ショップで揃います。
私も、子ども達に持たせるように作ったのですが、上記のリストの他に「家族の写真」「キャラクターのキーホルダー」を追加しました。災害時は、安心感を覚えるものを子どもに持たせるといいという情報を参考にしました。
また、私自身が今年になって持ち歩いている「コンパクトレインコート」もおすすめです。
見てください、こんなに小さいんです!
もちろん、そこまでしっかりしたものではないのですが、ゲリラ豪雨でずぶ濡れになるよりは断然マシです。どうしても濡らしたくない荷物がある場合は、それらを包んで使ってもよさそうです。こちらも100円ショップで購入しました。
②最新の正しい情報を得られる手段を確保しておく
みなさん、スマホを使っていらっしゃると思いますが、災害時の活用方法はご存知でしょうか。
いくつか前の「デジ・ライフコラム」でもご紹介がありましたが(https://school.nojima.co.jp/column/sumahobousai/)、今回はゲリラ豪雨に特化した活用方法をご紹介しようと思います。
「雨雲レーダー」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。これは「Yahoo!天気」というアプリで使われている言葉です。または「ウェザーニュース」というアプリの中で「レーダー」という言葉でも使われています。
とにかく便利な「雨雲レーダー」ですが、どんなことができるのかと言うと「今、雨雲がどこにあるのか」がリアルタイムで分かるようになっているんです。
(参考:左が「Yahoo!天気」の雨雲レーダー、右が「ウェザーニュース」のレーダー)
水色~赤の色で地図上に表示されているのが雨雲です。画面下にある時間軸を横にスクロールすると、時間の経過ごとに雨雲がどう動いていくのかも確認することができます。画面の中心が自分のいる位置です。
ゲリラ豪雨の雨雲は、とにかく真っ赤!そして急に現れるのも特徴です。「ちょっと遠くの方で雷が鳴ったかも」という時は、すぐに雨雲レーダーを確認するのがおすすめです。
ちなみに上記は、ある日の仕事終わりの時間の雨雲レーダーです。これくらい真っ赤となると、もう諦めがつくので落ち着いて雨雲レーダーで時間経過を確認し「このゲリラ豪雨はあと30分で止むから、駅でお茶でも飲んで待とう」と気持ちの切り替えもすんなりいきます。
ゲリラ豪雨は一瞬のうちに滝のように降りますが、長続きはあまりしませんよね。15分先、30分先に天気がどうなるかが分かると、その後の行動も落ち着いて考えやすくなります。実は、あと10分待てば「無理して滝のような雨の中を帰らなくてよかったのよ」ということもたくさんあるんです。これで何度ずぶ濡れを回避させてもらったことか・・・本当に便利です。
「Yahoo!天気」アプリも、「ウェザーニュース」アプリも、アプリをスマホにさえ入れておけば、雨雲レーダーは無料で利用できますので、ぜひご自身のスマホに入れてみてください。
ただし!アプリをいれたから安心!ではないことをお忘れなく。
いざアプリを使おう!となったその時に「あれ?どこから見ればいいんだっけ?」では、焦りを増幅させてしまいます。こういったリアルタイムの情報を提供してくれるアプリは、特に何もない日でもちょこちょこ使って、使い方に慣れおくのが一番大切。普段から使っていると、手が操作を自然に覚えてくれます。
常日頃からスクールで生徒様にもお話していますが「スマホはとにかくたくさん触って覚えるのか一番」!
身を守るための情報は、みなさんの掌の中のスマホにたくさん詰まっています。「スマホは難しいからなぁ・・・」と言わずに、ぜひ活用していきましょう。