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デジ・ライフコラム
みなさん、こんにちは。湘南台校の小野です。
皆さんも初めての場所へ行く時や近くのレストランを捜す時など、Googleマップをお使いと思います。Googleマップには色々な機能がありますが、その中にマイマップという自分専用の地図を作る機能があります。使い道は様々ですが、今回は趣味が旅行の私の使い方を紹介します。
マイマップの使い方は以下にありますので、この記事が気に入りましたらご覧下さい。
https://support.google.com/maps/answer/3045850?hl=ja&co=GENIE.Platform%3DDesktop&oco=1
旅行での使い方の一つ目は”どこに行くかを決める”です。その例を以下のマイマップを使って説明します。この地図は名称が東北地方で、桜の名所と温泉の場所が表示されています。
私は普段からネット記事や雑誌を読んで行ってみたいと思った場所のリストを作っています。場所は桜の名所、温泉とかに分類してあって、この地図は桜の名所に分類されている場所のファイル桜の名所.csv、同様にファイル温泉.csvから作成しました。
その2つのファイルを以下に示します。1番目の列が場所、2番目の列が既に行った経験があるかを示す簡単なファイルです。面白いのはさすがにGoogleマップで、温泉の場所は県名と温泉の名前だけしか記入していないのに地図上でちゃんと場所を表示してくれます。おかげで入力の手間が大幅に省けます。
地図上では桜の名所は組み込みの樹木(落葉樹)のアイコンで示されており、温泉は同じく温泉のアイコンで示されています。そしてアイコンの色が既に行ったことがあるかを示しています。以下に示すようにCSVファイルをインポート後、ローラーのアイコンをクリックして表示される「場所のグループ化方法」に「行った経験」、「ラベルを設定」を「ラベルなし」に設定するとこの地図が表示されます。ちなみに「ラベルを設定」を場所に設定すると地図上のアイコンのそばに場所が表示されるので、そのアイコンがどの場所を示しているかを知ることができます。
このマイマップの使い方ですが、例えば1泊2日の短期間かつ低予算という条件で、1日目は温泉でゆっくりして、2日目は花見という旅行を考えることにします。そうすると目的地は①行ったことがない、②桜の名所と温泉が近い、③自分の住んでいる場所(横浜とします)から近いという3つの条件を同時に満たす場所になります。
以下は南東北を拡大した地図になります。この地図から候補を探すと福島県の会津若松市、二本松市の近くに桜の名所と温泉のペアが2つ、宮城県の仙台市の近くに1つのペアがあることが分かります(北東北の岩手県北上市にも1つのペアがありますが、低予算につき南東北に限定にしています)。
ちなみに新幹線利用の場合、所要時間は仙台<二本松<会津若松の順で、予算は二本松<会津若松<仙台の順になります。一番遠い仙台が一番早いのは面白い結果ですが、大宮以北の途中駅に止まらないはやぶさがあるためです。このような比較がすぐにできるのも経路検索が簡単にできるGoogleマップの強みだと思います。
旅行での使い方の二つ目は”行き先で使う”です。その例を次のマイマップを使って説明します。先の結果から、宮城県の仙台市にある秋保温泉と大河原町にある白石川堤一目千本桜に行くことにします。温泉ではあまり移動しないので地図は必要ありませんが、桜の方は川沿いに8kmにわたって続く桜並木なので、景色のいいポイントなどは事前に知っておきたいところです。
そこで主に次のwebサイトを参考にして現地で使うためのマイマップを作成しました。
参考: 大河原町観光サイト. 「春のコースご提案」. https://www.town.ogawara.miyagi.jp/2566.htm, (参照2023-3-9)
以下のマイマップの地図の名前は白石川堤一目千本桜で、見どころの場所が表示されています。この地図から見どころは白石川沿いにあって、その多くは東北本線の2つの駅がある川岸の方にあることが分かります。そこで大河原駅から船岡駅の方へ見どころを辿っていく経路を考えました。Googleマップを使ってこの経路の距離と高低差を測ると、距離は3.5kmくらいで、高低差は100mくらいです。これからゆっくり回っても食事の時間込みで4時間あれば十分そうと考えて、旅行のスケジュールを作りました。
当日はこのマップを見て、歩きながら桜を見物します。このマップの利点の第一はGoogleマップなので自分のいる場所が分かることです。紙にせよ電子書籍にせよガイドブックのマップではそうはいきません。利点の第二はスマホで写真を撮ることにすれば両手が塞がらないということです。これは結構便利です。
以上、旅行で使うマイマップということでご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。全ての旅行でこのようなマイマップを使っている訳ではありませんが、マイマップは旅の思い出にもなります。旅のしおりのデジタル版といった所です。皆様の参考になれば幸いです。