みなさん、こんにちは。湘南台校の小野です。

みなさんは一日どの位スマホを使っていますか?　スマホ利用時間の平均は、男性の場合で60代1.3時間、70代0.8時間、80代0.5時間で、女性の場合は各々1.5時間、0.7時間、0.4時間だそうです[1]。これは平均ですので、当然これよりずっと長い時間スマホを使っている方もいらっしゃると思います。

スマホの使いすぎによる問題

最近はスマホの過度な使用による生活や体調への支障が指摘されています。スマホの長時間の使用により生じる、肩こりや首のこり、視力低下やドライアイ、脳疲労などの症状の総称が「スマートフォン症候群」です。これらの影響で頭痛、不眠、めまい、吐き気なども起こることもあります。また常にスマホの画面を見て操作していないと落ち着かなくなり、スマホの使用がやめられなくなってしまう「スマホ依存症」も問題となっています。一度、ご自身のスマホの使用時間を調べてみてはいかがでしょうか。

スマホの使用時間を調べる方法

スマホの使用時間を調べる方法は以下の通りです。

iPhoneの場合
「設定」→「スクリーンタイム」→「すべてのアプリとWebサイトのアクティビティを確認する」→「デバイス」
1週間の使用状況を見るには「週」をタップし、1日の使用状況を見るには「日」をタップします。

Androidの場合
「設定」→「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」
各アプリの使用時間のグラフが表示されます。「アクティビティの詳細を表示する」をタップすると、1週間や1日の使用状況を見ることができます。

スマホの使用時間を制限する方法

調べた結果、使用時間が長すぎると思ったらスマホの使用時間を制限することもできます。設定方法は以下の通りです。

iPhoneの場合
「設定」→「スクリーンタイム」→「アプリ使用時間の制限」→「制限を追加」
アプリのカテゴリまたは個々のアプリを選択、許可する時間を設定して「追加」をタップします。
スマホの使用時間を制限する場合は「休止時間」を設定します。休止時間中は、電話や許可したアプリしか使用できません。

Androidの場合
「設定」→「Digital Wellbeingと保護者による使用制限」
表示される各アプリの使用時間のグラフで、アプリ名をタップします。
「アプリタイマー」をタップしてアプリの利用時間の上限を選択、[OK] をタップします。
制限時間は毎日午前0時にリセットされます。

これらの仕組みは子供のスマホ利用を制限するために親が使うことが一般的ですが、大人のバランスの取れたスマホ使用を促すのにも役立ちます。この他にスマホの使いすぎを改善するには、寝る前はスマホを使用しない、正しい姿勢を心掛ける、ストレッチを行うなどが有効です。

まとめ

いかがだったでしょうか。健康のため、ご自身のスマホの使用時間を調べて、使いすぎていないか確認してはいかがでしょうか。この記事が皆様の参考になれば幸いです。

1 NTTドコモ モバイル社会研究所ホームページ　モバイル社会白書Web版　2024年版