インターネットを見ているとたびたび「Cookieの使用に同意する」という文言が出てくることがあります。
同意とか拒否とかなんだか怖いしよくわからないとお感じになる方も多いのではないでしょうか？
今日はそんなCookieについて解説していきます。

Cookieとは

そもそもCookieとはいったいなんでしょうか？
Cookie（クッキー）は、WebサイトやWebサーバーにアクセスした人の情報を、ブラウザに一時的に保存するための小さなデータファイルのことです。
これらのファイルは、2回目以降に同じWebサイトにアクセスする時ユーザーのブラウジング体験を向上させるために使用されます。
あまり意識することはありませんが、実は私たちも知らない間にこのCookieのお世話になっているんですよ。
説明だけだとよくわからないので具体例を見ながらメリットデメリットを考えていきましょう。

Cookieの利用例

例えばGmailやAmazonなどの会員情報が必要なサービスについて考えてみましょう。
こういったサービスには通常IDやパスワードといったアカウントが必要になります。
本来であれば本人確認をする必要があるので、サービスを利用しようとするたび毎回IDやパスワードを入力してログインをする必要があります。
ですがほとんどの方は1度ログインをしてしまえば、しばらくの間はログインを求められることなくすでにログインされた状態で使い始めることができているのではないでしょうか。
ここにCookieが関係しています。
本来毎回入力しないといけないものですが、アカウント情報をデータとして保存してくれているからこそ面倒くさい入力作業が省かれているのです。
また別の利用例として、ネットショッピングでお買い物をしている時のこともイメージしてみましょう。
何かの商品をカートに入れてからひとつ前のページに戻るとします。
ひとつ前のページではまだ商品を入れていなかった状態のはずなのに、戻ったときにはカートにしっかりと商品が残っています。
これもCookieが商品情報を保存してくれていたおかげです。
このように当たり前と思って使っているサービスの裏にはCookieの知られざるによって支えられていたんですね。

Cookieのデメリット

とても便利なCookieですがデメリットもあります。
Cookieの中には自分が検索した情報を収集しているものもあります。
例えば、特定の商品を調べた後に、その商品に関連する広告が頻繁に表示されるようになりなんとなく気持ち悪いなとおかんじになられた方もおられるのではないでしょうか。
実はこれにもCookieが関係しています。
自分にとって有用な情報が多く出てくることはメリットもありますが、多くの場合不安やストレスのもとになってしまうかもしれません。
また先ほど考えたようにCookieの情報にはパスワードなどの需要なデータが含まれていることがあります。
パソコンが第三者に不正利用されてしまったときや公共の場所にあるパソコンを使った場合、このCookieから情報を盗まれてしまう場合があります。

Cookieの使用に同意したほうがいいのか

色々話してきましたが、最終的にCookieの使用に同意するかしないかのメッセージが出てきたときはどうすればいいのでしょうか？
結論としては人によるという感じでしょうか。
Cookieを使用しなくても基本的なWebサイトの使用に問題はありません。
ですが利用例の見出しで考えたような当たり前だと思っていた事柄ができなくなってしまうことがあります。
それでも安全第一！多少めんどくさくてもリスクを負いたくない！と考える方は同意しないほうがよいかもしれません。
逆にインターネットを使用する時点である程度のリスクは織り込み済みという方は同意しても構わないと判断されるかもしれません。

まとめ

Cookieはとても便利ではありますが、全くリスクがないというものでもありません。
インターネットはどれほど安全に気を付けて使ったとしてもリスクを完全に0にすることは不可能です。
そして便利に使おうとすればするほど少しずつリスクが上乗せされていきます。
一番重要なのはどんな決定をするにしてもその意味やリスクを把握したうえで決定するということです。
パソコンやスマートフォンはよくわからない横文字やら英語がたくさん出てきますが、わかると安心して使うことができるようになります。
パソコン教室ではそういったお手伝いをすることができますので、気になる方はぜひお問い合わせくださいね。