column
デジ・ライフコラム
みなさんは「酸っぱい葡萄(すっぱいぶどう)」の寓話をご存じですか。
ある日、一匹のキツネが木に実った美味しそうな葡萄を見つけました。
キツネはその葡萄をどうしても食べたくて、高く飛び上がって取ろうとします。
が、何度試みても届きません。ついにキツネはあきらめて言います。
「どうせあの葡萄は酸っぱくてまずいに決まってるさ!」
現代社会において、スマートフォンはなくてはならない道具の一つです。
たくさんの機能をもっています。どうせなら電話やメールだけで終わらずに、せっかくの機能を使いこんでみませんか。
INDEX
1. スマホは操作が難しい?
定年を迎えたAさん。家電量販店でスマートフォンを試してみました。が、画面をタップしても反応がイマイチで、「スワイプ」と言われてもピンときません。
店員の丁寧な説明も「難しい言葉ばかり」と、頭が混乱してしまいます。
「やっぱり私には向いてないわ」と嘆くAさんでした。
でも帰宅後に孫が使い方を動画で教えてくれました。写真や通話も簡単に楽しめるとわかりました。
「こんなに離れた場所でも顔を見ながら話せるなんて、便利なものね」
と、一気にスマホへの見方が変わったのです。
2. 画面操作操作が難しい!
Bさんは老眼鏡をかけてスマホの画面を覗くたび、「文字が小さくて見づらい」とこぼしていました。
タップしようとすると指がずれて、思わぬ画面に飛んでしまうのもストレスに感じます。
「こんなちまちました画面は私には合わない」と投げやりだったBさん。
しかし友人に教わって文字サイズを大きくしたり、音声入力を使ってみると操作ミスが激減。
「これなら目が疲れないわ」と、今では家族や友人とのメッセージ交換を楽しむようになりました。
3. いろいろ費用がかかるし計算が面倒!
「スマホは月々高いんでしょう?」と心配していたCさんは、携帯ショップでプラン説明を受けてさらに混乱。
「何ギガだの通話定額だの、ややこしくて面倒」と、購入意欲が薄れてしまいます。
ところが、後日ショップで格安スマホプランがあることを聞きました。結果、思った以上に負担が減ることが判ったのです。
さらに、モバイルアプリでポイントを貯めたり、専用アプリを使うと無料通話も出来ることも。
「案ずるより産むが易しって、ほんとね」と、今では日々お得に活用しています。
4.個人情報が漏れたりしない?怖くない?
「詐欺メールが来たらどうしよう」「ウイルスにやられたら大変」
Dさんはスマホを触るたびに不安に思っていました。
ニュースで流れる個人情報流出の話も気がかりで、ますますスマホ嫌いになりかけます。
ところがよく調べてみると、ウイルス対策ソフトや強固なパスワードを設定する方法が多々あると判明。「ちゃんと守りを固めれば、怖がりすぎることもないわね」と安心。
いまやDさんはネット通販やオンライン振込を上手に使い、生活がとても快適になりました。
5. 操作間違えたらいろいろ問題あるでしょ?
Eさんはタップを間違えてアプリを消してしまったり、有料コンテンツを誤って買いそうになったり、スマホに翻弄されていました。
「ちょっとしたミスで大金を失うかも」とビクビクするうちに、「やっぱり使わない方がマシ」と思い込みます。
しかし、ある日携帯ショップで案内していた無料講習会に参加したのです。そこで画面ロックやパスワード保護などを学んでから状況は一変。
誤操作を防ぐコツを知ったおかげで、安心して動画や写真を楽しめるように。「少しの学習でこんなに変わるのね」と、Eさんはスマホへの恐怖が薄らいだのでした。
6. いろいろ機能があってとても覚えられないよ!
Fさんは「アプリ?SNS?そんな横文字ばかりじゃ手に負えない」と、初めからスマホを敬遠していました。周りから「慣れれば大丈夫」と言われても、頭に入らないと決めつけてしまいます。
ところが近所のスマホ教室で基本操作を学んだら、思った以上に簡単に使えるように。
写真の共有や検索で便利さを実感し「案外できるものね」と得意顔。今では季節の花を撮影して友人に送るのが楽しみになっています。
7. 他の人は使ってて自分だけ置いてけぼり・・
Gさんの仲間は、LINEグループで連絡を取り合うのが常でした。でも「LINEって返信が早いから自分には向かないなぁ」と気後れしていたのでした。
スタンプを送るのもどうやるのかさっぱり分からず、話についていけていませんでした。
しかし思い切ってグループに入ってみると、想像以上に気軽に近況を交換できました。
むしろ会話のきっかけが増え、おかげで「ちょっとした用事や情報交換もスムーズになったわ」と、Gさんは、すっかりスマホでの交流が楽しくなったようです。
8. 画面ばっかり見てたら目が悪くなるよ!
Hさんは「目が悪くなりそう」「肩こりがひどくなりそう」と、スマホを長く使うのを避けていました。さらに電磁波の噂を聞いて怖くなり、「こんなもの使わないに越したことはない」と思い始めます。
けれど健康管理アプリで歩数計測や睡眠チェックをするうちに自身の生活習慣が改善。画面を見る時間を決めて使えば、むしろ健康意識が高まったのです。
「何事も使い方次第か」と、Hさんはスマホの有益性を素直に認めるようになりました。
9. 直接会って話をした方がいいに決まってる!
Iさんは年に数回、家族で集まる機会がありました。でもその度にそれぞれスマホに集中している光景を見て「せっかくの団らんなのに…」と寂しく思い、「こんな道具は要らないわ」と決めつけます。
ところがある時、スマホのビデオ通話で遠く離れた孫たちと話をする機会があったのです。
スマホの画面越しですが、孫の顔を見ながらおしゃべりできる楽しさを発見。
今では「家族との距離がグッと縮まるなんて思いもしなかった」と感動し、むしろ前よりもスマホで連絡するのが楽しくなったのです。
10. 変な表示が出て思うように動かない!
Jさんは、最近家族に言われてスマホを買いました。が、しばらくして「OSをアップデートしてください」と画面に出ました。
「えっ?何?どうすればいいの?」と。サポート窓口に電話したのですが専門用語ばかりでどうにもうまく対応できません。
ふと、近所にスマートフォンの教室があることを思い出し足を運ぶことに。するとスタッフが親身になって説明、必要な設定まで手伝ってくれました。
「こんなに助けてくれるなら安心だわ。一人で悩んでいても時間の無駄だもの。”時は金なり”ね」と、Jさんは感激。今では写真整理やアプリの導入も勉強し、スマホがますます頼もしく感じられたのです。
最後に!
みなさん、スマートフォンは生活にはなくてはならない道具です。確かに覚えるまでは大変ですが、ちゃんと覚えさえすればとても便利なものになります!
どうせなら、「酸っぱい葡萄」と諦めないで、「美味しいワイン」を飲んでみませんか?