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デジ・ライフコラム
6月、日本列島は梅雨に包まれる季節を迎えます。雨が続き、空気中の湿度も上昇しがちで、心も身体もどこか重たく感じる時期。体調を崩しやすく、気分もふさぎがちになります。
また外出の機会も減ることから運動不足に陥る人も少なくありません。
けれども、スマホを上手に活用すれば、家の中にいながらでも楽しく健康づくりを行うことが出来ます。
INDEX
スマホで管理する「おうちフィットネス」
雨が降り続くと、外でのウォーキングやジョギングといった活動が難しくなります。
しかし、スマホには自宅でできる運動をガイドしてくれるアプリが多数存在しています。
「Nike Training Club」や「FitOn」といったアプリがあります。ヨガやストレッチなど、レベル別・時間別で自分に合ったメニューを選ぶことができます。自宅での運動習慣づくりに最適です。
シニア層や運動初心者におすすめなのがNHKの「体操」の動画コンテンツ。
これらは、YouTubeでいつでもアクセスできるため、毎朝の習慣として取り入れれば、生活リズムも整いやすくなります。
梅雨時の「気象病」にもスマホで備える
気圧の変動が大きい梅雨時は、頭痛やめまい、関節痛といった「気象病」の症状に悩まされる人も増えてきます。そんなときは、気圧変化を通知してくれるアプリを利用するのがおすすめです。
たとえば「頭痛ーる」などのアプリは、気圧の推移をグラフで見られるだけでなく、頭痛の予測を通知してくれるので、薬を飲むタイミングを逃さずに済みます。
気象病は「気圧の変化」という外的要因に影響されるものです。事前に自分の体調変化の傾向を把握し、行動を調整することが予防につながります。体調を日記のように記録できるアプリと併用すれば、症状と天気の関係を見える化することもできます。これらを行うことで自分に合った対策がとれるようになるでしょう。
心を整える「マインドフルネス」アプリ
梅雨の鬱々とした気分をリフレッシュさせるために、メンタル面のケアも重要です。最近注目されている「マインドフルネス瞑想」は、呼吸に意識を向け心を「今」に戻すトレーニング。
スマホのアプリでは「meditopia」や「マインドフルネス瞑想 by NHK」などがあります。ガイド付きで手軽に始められます。
5~10分、静かな部屋でアプリの音声ガイドに耳を傾けながら呼吸を整えてください。驚くほど心が落ち着きますよ。
憂鬱な気分や不安、怒りといった感情に飲まれがちな梅雨。こんな時こそこうした「心の運動」も欠かせません。
美しさを楽しむ「デジタル散歩」
ところで、6月といえば街角に咲く紫陽花をはじめ様々な季節の花々が見られます。雨に濡れた花はどこか風情があり、美しく、見る者の心を和ませてくれます。
しかし外に出るのが難しい日が多い梅雨では、そんな季節の美を見逃してしまうことも。そこでおすすめなのが、SNSや写真共有アプリで楽しむこと。
たとえば「#紫陽花」や「#梅雨の風景」などのタグを検索してください。全国各地の紫陽花や雨の風景を「デジタル散歩」として楽しめます。InstagramやXなどでは多くの写真愛好家が日々投稿されています。季節の移ろいをスマホ越しに味わうことができますね。
さらに、気に入った写真スポットがあれば、雨の合間を見て訪れてみましょう。スマホの天気アプリを使い、「実物の風景」に触れて気分転換をしませんか。
食事管理と梅雨の健康対策
高湿度による食欲不振や、冷たいものの取りすぎによる体調不良も梅雨の悩みのひとつ。そんなときには食事管理アプリの活用も有効です。「あすけん」や「カロミル」などのアプリを使うと、1日の食事が自動で記録されます。栄養バランスやカロリーを可視化できますね。
また、梅雨時は水分補給も忘れがち。熱中症の初期症状が出やすくなる時期でもあります。スマホのリマインダーや「水分補給アプリ」で定期的に水を飲む習慣づくりをするのもおすすめです。
夏を元気に迎える「準備の月」として
梅雨は日本の四季の中でも、どこかネガティブな印象を持たれがちです。一方、実は夏本番を元気に迎えるための準備期間でもあります。身体を動かし、心を整え、食事に気を配ることで、体力と免疫力を高めておくことが重要です。
そこで、現代の私たちにとって、こうした健康づくりの心強い相棒がスマホです。
たとえ外に出られなくても、スマホひとつで運動ができ、心が癒され、美しい風景を楽しみ、健康管理ができる。そう考えると、梅雨はむしろ、自分と向き合う良い機会なのかもしれません。
今年の6月は、スマホを片手に「雨の日の過ごし方」を見直してみてください。
健康的で豊かな梅雨時間が、きっとあなたの心と身体を整えてくれるはずです。