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デジ・ライフコラム

インターネットセキュリティ利用者向け対策

鎌倉校の岡本です。偽のホームページ、架空の当選、架空の注文、給付金詐欺、架空の宅配物などインターネットを使った詐欺は巧妙です。個人情報やカード番号を盗まれたり、振り込みをさせられたりします。

1.修正プログラムの適用

修正プログラムの役割

  • バグ修正:ソフトウエア内の問題やエラーを修正します。
  • セキュリティ対策:脆弱性を修正して、悪意のある攻撃からシステムを保護します。
  • 機能の改善:新しい機能の追加や既存の機能の改善を行います。

修正プログラムを適用する

  1. 自動更新機能:おおくのソフトウエアやオペレーティングシステムには、自動更新機能が備わっています。この機能を有効にしておくと、修正プログラムが発行されると自動的にダウンロードを適用してくれます。
  2. 手動でダウンロードと適用:一部のソフトウエアでは、ユーザー自身が修正プログラムをダウンロードして適用する必要があります。メーカーのウエブサイトから修正プログラムをダウンロードし、指示に従って、インストールを行います。
  3. システム管理者による適用:企業や組織環境では、システム管理者が集中管理して修正プログラムを適用することがあります。サーバーやクライアントに対して、一括してパッチを適用するツールやスクリプトを使用します。

※パッチ:一旦完成して配布したプログラムの一部のみを修正すること、あるいは修正のための変更点だけを抜き出したファイルのこと

2.セキュリティソフトの導入と最新化

1.セキュリティソフトの導入

  • ダウンロードとインストール

公式ウエブサイトから選んだセキュリティソフトをダウンロードします。多くのセキュリティソフトは無料版と有料版があります。必要に応じて選んでください。

ダウンロードしたファイルを実行し、指示に従ってインストールします。

  • 設定

インストールが完了したら、設定画面に進みます。ここで自動アップデートやスキャンスケジュールを設定できます。自動アップデートは重要ですので、必ず有効にしておきましょう。

2.セキュリティソフトの最新化

  • 定義ファイルの更新

セキュリティソフトはウイルス定義ファイルを使って脅威を検出します。この定義ファイルは定期的に更新されます。感染の危険を減らすために、定義ファイルを常に最新の状態に保ちましょう。有効期限が近づいたら、ライセンスの更新を行いましょう。有効期限を過ぎるとセキュリティの効果が低下します。

※「ウイルス定義ファイル」とは、ウイルスを検知するためのブラックリストのようなものです。多くのセキュリティソフトは、世界中のウイルスを監視して、新しいウイルスが発見されるとその情報を「ウイルス定義ファイル」に追加します。

3.パスワードの適切な設定と管理

1.安全なパスワードの作成

  • 推測されにくいパスワードを作成しましょう。簡単に推測されるもの(例:「password」や「123456」)は避けてください。パスワードは長く、複雑でランダムな文字列であるほど良いです。大文字・小文字・数字・記号を組み合わせましょう。
  • パスワードマネージャーを使用する方法もあります。

※パスワードマネージャーとは、WebサービスやアプリのログインIDやパスワードを安全に管理するツールです。

  1. 覚えられない複雑なパスワードを安全に管理できます。
  2. ログイン画面への自動入力でスムーズにログインできます。
  3. 多要素認証や指紋認証などのセキュリティ機能が備わっている場合があります。
  4. 紛失や盗難、盗み見などのリスクを回避できます。

2.パスワードの保存と管理

パスワードを紙にメモする方法はアナログですが、安全です。ただし、付箋に書いたり、デスクマットに挟んだりしないように注意しましょう。鍵のかかった引き出しや金庫に保管することをお勧めします。

パスワードをデバイス上のファイルで管理する方法もあります。パソコンやスマートフォンのメモ帳やエクセルを活用してファイルで管理できます。

3.ブラウザでのパスワード管理

Microsoft EdgeやGoogle Chromeなどのブラウザは、パスワードを保存してくれる機能を持っています。新しいパスワードを入力する際に、ブラウザが保存を提案してくれることがあります。これを利用すると便利です。ただし、保存したパスワードはセキュリティ上のリスクとなる可能性があるため、注意が必要です。

4.不審なメールに注意

身に覚えのないリンクや添付ファイルは開かないようにしましょう。フィッシング詐欺やウイルス感染のリスクがあります。

5.USBメモリ等の取扱いに注意

所有者が不明な外部媒体(USBメモリなど)は、パソコンに接続しないようにしましょう。

  • 画面ロック機能の設定

パソコンやスマートフォンの画面ロックを設定して、他人に見られたり操作されたりしないようにしましょう。

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